ブックオフにキャンプギアがあること、知っていました?
キャンプギアが充実しているブックオフもあるって知ってました?
BOOKOFF SUPER BAZAAR 綱島樽町店は特にキャンプギアに力を入れており、品揃えもかなり充実しています。
BOOKOFF SUPER BAZAARとは(以降ブックオフスーパーバザー)とは、本・CD・DVD・ゲームソフトはもちろんのこと、ホビー・トレカ、洋服、スポーツ用品、ベビー用品、ブランド品、楽器、生活雑貨、そしてキャンプギアなどのあらゆる商品を展開する大型店舗のこと。
今回は、ブックオフにもキャンプギアがあるんだぞ! ということを知ってもらうべく、料理はもちろん、キャンプギアには一家言あるこの方に登場してもらいました!
阿諏訪泰義
お笑い芸人
2009年から2022年4月までお笑いコンビ「うしろシティ」として活動。YouTubeチャンネル『野あすわ』では芸人仲間と焚火を囲みながら語り合ったり、キャンプ飯のレシピを実践したりと、ゆる~くキャンプネタを発信している。
最近では、アウトドア料理のスパイスをプロデュースしたり『はじめてのソロキャンプGUIDE BOOK』(八重洲出版)でキャンプスタイルを紹介したりするなど、活動は多岐にわたる。
今回は、阿諏訪さんと綱島樽町店をまわりながら、キャンプについてのお話を伺います。
気になるキャンプギアをディグりつつ、「キャンプ初心者はどのようにギアを選んだらいいのか?」についてもアドバイスをもらいました。
さて、キャンプギアへのこだわりが強い阿諏訪さんに、ブックオフの品揃えはどのように映るのでしょうか……。
阿諏訪さんから見たブックオフの品揃えは?
「ブックオフでは、幼少期は漫画、歳を取ってからは本を買っていましたね。それこそアウトドア界のレジェンドであるC.W.ニコルさんの本とか買いましたよ。本のイメージが強いから、こんなにキャンプギアが充実しているとは思わなかったですね」
「僕は『キャンプギアは新品が一番カッコ悪い』と思っていて、何度も一緒にキャンプをして自分のものになっていった古いキャンプギアが一番かっこいいと思っています。だから、ブックオフに並んでいるようなリユース品は味があっていいですよね」
キャンプ初心者は「色」でギアを選ぶべし!
これだけギアが多いと、キャンプ初心者はどんなギアを選べばいいか迷ってしまいそう……。
「最初のギアに迷ったら自分の好きな“色”を選ぶといいですよ。テントやチェア、寝袋などは常に目に入るものだから、自分の好きな色が近くにあると安心しますしね。せっかくなら、自分がかっこいいと思うギアを使いたいじゃないですか。ギアはたくさんあるので、初心者は何を選べばいいかわからないと思います。だからこそ手頃な値段で中古ギアを買うのは大正解。
キャンプにハマると『すぐに新しいギアが欲しくなる』というのがキャンパーあるあるなんですよね。だから最初は、なるべく手頃な価格でギアを揃えておくことが長くキャンプを続けるうえで大切です。
ブックオフに並ぶキャンプブランドはどれもしっかりしているので、ハズレはないと思います」
キャンプを始めたい人のギア探しにピッタリのブックオフ。売場には、初心者にも優しい仕掛けがありました。
「シェルターって何?」「ドームテントとロッジテントはどう違うの?」など、文字だけではわからない情報が一目でわかります。初心者でも安心ですね!
阿諏訪さんは、ブックオフでどんなギアを買う?
時計が並ぶショーケースの前で足を止めた阿諏訪さん。今回はキャンプギアを見てほしいのですが……。
「実は時計も立派なキャンプギア。スントの『アンビットブラック』は気温・気圧も計測可能で、外の気温やテント内の温度を知りたい時に便利です。気温や天候の変化にどう備えるか、こういう自然との付き合いもキャンプの楽しみのひとつなんですよ」
次に足を止めたのが、寝袋とチェアのショーケース前。品揃えと価格設定に驚いています。
「キャンプギアは一式どころか、”三式”ぐらいは持っているので、欲しいギアってなくなってきちゃうんですよ。そうなるとブックオフみたいなショップに行って“これ!”っていう一期一会的な出会いに期待するしかない。最近はネットショップも充実していますが、実際に見てさわれるのが、ブックオフのいいところですね」
「例えば、このモンベル『ムーンライトテント(※1)1型(※2)』はこういう場所じゃないと巡り合えない。この熊のラベルは初めてみました。かなりポップですよね」
※1「ムーンライトテント」
月明かりの下でも建てられる超簡単設計と、雨に強いAフレーム構造でモンベルのテントの定番ともいえるモデル。
※2「1型」
ムーンライトテントの種類で、1型は1名用、2型は2名用、4型は4名用と型数によって収容人数が変わる。
次に目を付けたのがチェア。キャンパーにとっては定番であるヘリノックスの『チェアワン(※3)』を手に取りました。
※3「Helinox(ヘリノックス) チェアワン」
コンパクトに収納できるヘリノックスのチェア。なかでもチェアワンは座面が低いのが特徴です。
慣れた手つきで組み立てていく阿諏訪さん。
「最近は地ベタに座ることが多いんですが、雨で地面に座れないときは、ヘリノックスを使ったりしますね。コンパクトだし、車には必ず積んであります」
阿諏訪さんのキャンプスタイルは基本ソロとのこと。
「芸人仲間や友達と行く場合も、基本それぞれテントや焚火台を持ってきて、各自で楽しんでいます」
※テントなどの大型商品を広げてご覧になりたい場合は、スタッフまでお声掛けください。
ギアとの出会いは一期一会。後悔しないように買い逃すべからず!
次々と気になる商品をチェックしていく阿諏訪さん。
実は、以前イベントでこの綱島樽町店を訪れたときにチェックしていた商品があったそうなのですが、売り切れていた様子。
「やっぱ、あの時、買っておけばよかった……」と悲しい表情に。
奥さんに黙ってギアを買ってしまうこともあるそうですが、そういう場合は奥さんには見せないそうです。もちろん、報告もしないとか。趣味を持つ人間の宿命ですね。
1918年製のヴィンテージバーナーを物色しながら唸り声をあげていた阿諏訪さん。相当、気になった様子。
次にチェックしたのはコールマンの限定ランタン。
「120周年記念モノもあるんですね。限定品が買えなかった時でもブックオフを覗けば、取り扱ってるかもしれない。最近はバースデイランタン(※4)も流行っているみたいなので、探してみてもいいですね」
※4バースデイランタン
ワインや時計でもあるように、自分の生まれ年のランタンを買うこと。なかなか見つからないそう。
阿諏訪さんが気になったキャンプギア
そんなこんなで、売り場を端から端まで眺め尽くした阿諏訪さん。気になるギアがたくさん見つかったようですが、今回はブックオフで眠っていた「これは!」と思う逸品たちを3品厳選していただきました!
PRIMUS(プリムス) ヴィンテージバーナー
MSR(エムエスアール) 燃料ボトル
最近は燃料を入れるボトルもプラスチック製のものが多いんですが、これはアルミ製でとにかく佇まいがいい。この赤のカラーも“燃料を入れて下さい”みたいな感じがにじみ出てて惹かれました。容量とか素材とか、利便性を考えたら、もっと使い勝手のいい燃料ボトルがあると思いますが、そういうことじゃないんですよ。触った時の金属感がすごくいい。
Petromax(ペトロマックス) ファイヤーボウル
最近は軽量化も進んで、軽くて便利なギアもたくさんあるんですけど、この鉄板のような無骨なギアのほうが味があって好きなんです。アメリカでは油が馴染んだダッチオーブンを代々伝えていくそうなので、それもSDGsじゃないですけど、モノを大事にする精神が見えていいですよね」
「自分の好きな時間を見つけよ!」阿諏訪流キャンプの楽しみ方とは?
「最近は仕事でのキャンプが多くなっていますが、プライベートで行くときは近くに森があるキャンプ場に行きます。設営が終わって、森を散策するときに『これからキャンプが始まる!』ってワクワクするんですよ。
キャンプギアは昨今、軽量化され、コンパクトになってきていますが、便利さだけを突き詰めると、なんだかむなしい気持ちになってきます。だからこそ、自分の足で効率化されない不便さを感じに行く、ということもキャンプの魅力だと思っています。暗くなってきた山の中、お酒を飲みながら焚火のゆらぐ炎をただ見ている……。キャンプの醍醐味は人それぞれ違いますけど、”好きな時間”を見つけにいくのも楽しいですよ」
ちなみに、阿諏訪さんはPRIMUSのヴィンテージバーナーとMSRの燃料ボトルを購入。後日、使用した感想を写真付きで送ってくれました。
キャンプ場に連れて行ってみました。長い歳月を経て僕の元にやってきたビンテージバーナー、自然に連れ出すと一段とカッコいい! 大事に育てていこうと思います。
[今回取材したお店はこちら]
BOOKOFF SUPER BAZAAR 綱島樽町店
2023年3月にリニューアルしてホビー売場が広くなりました。シルバニアファミリーやレゴも充実。ぜひ遊びに来てください!
住所:神奈川県横浜市港北区樽町3-12-25
電話:045-541-9571
営業時間:10:00~21:00
HP:https://www.bookoff.co.jp/shop/shop20467.html
TEXT:牛島康之
PHOTO:藤牧徹也
【こんなものまで売っているの!?ブックオフで扱うアイテムの記事】
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この真鍮のボトルはオプティマスの「スベア」というモデルで、僕、持ってるんですよ。火をつけると単気筒のバイクみたいな音がして趣があるんです。こういうヴィンテージ商品に出会えるのがブックオフの醍醐味。このヤレた感じもたまらない。リアルユースというよりも棚に飾りたい感じ。