國武大晃選手とスノボゲームをして、スノボウェアを選んでもらった日のこと

マキヤ：プロのスノーボーダーの方とブックオフを巡るのってすごく不思議な感じがしますね。

國武選手：いえいえ！ そんな畏まらないでください！

マキヤ：僕はかなりゲームやる方なんですが……國武選手は？

國武選手：めっちゃしますよ！ 友達とよくオンラインで遊んでます。

マキヤ：おーそうなんですね！ 國武選手20歳だから、ここにあるPS2とかも世代じゃないですよね。

國武選手：そうですね……あ、でもゲームキューブが実家にあって小さい頃よく遊んでました。

マキヤ：なるほど！ スノーボードの選手って皆さんお若いですよね。

國武選手：そうですね、20歳の自分でも中堅、みたいなところあります。

マキヤ：そんな若いんですか！？ 僕31歳なんですけど31歳ってもういないですか？

國武選手：最年長でもたしか、30代中盤くらいですね……。あっ、これ懐かしい！

マキヤ：おお、スノボのゲームですね。

國武選手：これのゲームキューブ版、小さい頃に結構やってました。

マキヤ：いいですね！ せっかくなのでやりましょう！

マキヤ：さすがスポンサーさんですね。

國武選手：これはあんまり関係ないと思います。

マキヤ：めちゃくちゃうまいですね。あ、今やった技って実際あるんですか？

國武選手：これはバックフリップですね、普通にありますよ！ 結構実際にある技も多いですね。

マキヤ：あ、このレールの上で板から両足離して逆立ちするやつは？

國武選手：ないです。

マキヤ：お、位置エネルギーが0になって完全に停止したぞ。

國武選手：……。

マキヤ：えっ。

マキヤ：ほら～。

國武選手：……。

國武選手：僕のスコア、100万点でした。

マキヤ：すごっ。色んな技決めてましたが、リアルの大会ではどうやって使う技を選んでるんですか？

國武選手：「これが出来れば予選通過する」みたいなラインがあるので、その中で自分の魅せたい技を選んだり……結構色々ですね。着地失敗したらほとんどポイントないので、それは避けないといけません。

マキヤ：着地は絶対なんですね。わかりました。コントローラーを貸してください。

國武選手：すごい普通に滑ってますけど大丈夫ですか？

マキヤ：着地は絶対なんで。

國武選手：そうですけど飛んでもないのでポイントないですよ。

マキヤ：飛ぶか……怖いな……おお？

マキヤ：めっちゃスティックガチャガチャしたらすごい縦と横に回転した。

國武選手：見たことのない技でした。

マキヤ：もしこれを国際大会とかでやったら金メダルですか？

國武選手：可能性ありますね。「着地出来れば」ですが。

國武選手：頭からいきましたね。

マキヤ：着地出来なかったしスコアは9万点だった。100万点はすごい。

マキヤ：すごいな、ブックオフってことを忘れそうになる。

マキヤ：ブーツも色々ありますね。

國武選手：あ、これ昔使ってました……わー！ めっちゃ安い！

マキヤ：マジすか。プロが使ってたような品が普通にあるんですね。

マキヤ：なんかスノボって最初に全部新品で買う！ ってイメージが勝手にあったんですけど、中古もアリですか？

國武選手：全然アリですよ！ レンタルで楽しむ人もたくさんいらっしゃいますから。

マキヤ：なるほど……！

國武選手：これだけあれば色々選べますね。じゃあまず、初心者向けのコーディネートを作っていきます。

國武選手：出来ました。初心者ならこういう感じですかね。

マキヤ：おーなんかめっちゃ初心者っぽいです。ちなみにどういう理由なんですか？

國武選手：結構好みで選んじゃっていいと思ってるんですけど、慣れてないと1人になったりするので、友達とかに見つけてもらいやすい色がいいと思います。板とかはフリースタイル用の中から好みで。

マキヤ：「見つけてもらいやすい」はなかった視点だ。フリースタイル用っていうのは？

國武選手：板は、「フリースタイル用」と「ジブ・グラトリ用」、「フリーライド用」の大きく3種類があります。さっきのゲームみたいに技を出したい人はジブ・グラトリ用、速く滑りたい人はフリーライド用ってのがやりやすいんですけど、初心者の方でしたらまだ自分がどうしたいか決まってないと思うので、癖のないフリースタイルがいいと思います。

マキヤ：上手くなってきたら専門的な板にしたりするんですね。

國武選手：そうですね。何回か滑るうちに「もっと技を極めたいな」と思ったら、ジブ・グラトリ用の板を買ってみる、とかがいいと思います。USEDで価格的にも手が出やすいので、ブックオフでサブの板、チャレンジ用の板を買うのはめちゃくちゃアリだと思いますよ。

國武選手：次は……「上手い人っぽく見えるセットアップ」っていうと難しいですね、需要あるのかな。

マキヤ：絶対あります。僕はスピードが出るとすぐにブレーキをかけますが、誰よりも上手く見られたいです。

國武選手：そしたら……自分の周りで流行ってるのは、下をダボダボにして、上は一昔前のデザインのものか、いいやつを着るみたいな感じですね。

マキヤ：なるほど！ 國武選手の周りで流行ってるなら全員上級者ですもんね。

國武選手：こんな感じで、下はかなりダボダボにして履いちゃっていいと思います。

マキヤ：おお！ なんかいい感じ！ よし、じゃあ僕が初心者向けの着るので、國武選手こっち着ていただいて写真撮りましょう。

國武選手：あ……すみません。

マキヤ：？

國武選手：僕、スポーツウェアの会社ともスポンサー契約してて、他のブランドのウェア着てメディアに出るのがよろしくなくて……。

マキヤ：なるほど。

國武選手：でもせっかくなので、マキヤさんが上級者向けを着てもらってもいいですか？　僕はこのまま写るので。

マキヤ：はい、それは大丈夫ですが……。

マキヤ：マジで意味わかんないですよこの写真。僕がウェア着てプロが私服で隣にいるってどういう状況なんですか。

國武選手：似合ってますよ！

マキヤ：記事読んでくれた國武選手のファンに殴られんじゃないかな俺。

マキヤ：ちなみに僕がこれ着てゲレンデにいたら、國武選手は「コイツは上級者だな」って思いますか？

國武選手：めっちゃ思いますよ！！ 僕が着たいくらいですもん。

マキヤ：次のゲレンデが楽しみになってきました。せっかくなので國武選手のお写真使いながら記事の締めに向かいますね。

マキヤ：本日はありがとうございました！　楽しかったです。これからのご活躍も応援しております！

國武選手：こちらこそありがとうございました！ 今シーズンも結構大会出るので、応援よろしくお願いします！