Twitterで「ブックオフあるある」を投稿されていたレイザーラモンRGさん。以前からよくブックオフを訪れていたそうですが、どんなものを売り買いしていたのでしょうか? ブックオフで体験されたあるあるについても掘り下げていきます!

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レイザーラモンRGさん

レイザーラモンRGさん
1974年生まれ、熊本県出身。1997年にHG(住谷正樹)さんとのお笑いコンビ・レイザーラモンを結成。コンビで漫才を行うほか、ピンでも市川海老蔵や細川たかしのモノマネなど、さまざまなキャラクターに扮して”あるあるネタ”を歌う。

学生時代から現在に至るまでのブックオフとの思い出

――今回は、RGさんの‟ブックオフ歴”を深掘りしたいと思います! まず、ブックオフはいつ頃から利用されていますか?

ブックオフが今年で創業30周年ということは、できたのは僕が16歳の頃なんですね。頻繁に行き始めたのは大学時代かなあ。京都に住んでいて、京都駅の近くのお店にめちゃくちゃ通ってました。

――大学生の頃は、どんなものを見たり買ったりしていたんですか?

漫画の単行本です。漫画家を目指していた時期があって、青林堂の『ガロ』に原稿の持ち込みをしたとき、編集の方に「いろいろな絵を模写して、絵の勉強をしなさい」とアドバイスされたんです。だから絵の勉強をするために、ブックオフでとにかく漫画を買い集めていましたね。いろいろな種類の単行本がお得に買えて、本当にありがたかったです。

学生時代のブックオフの思い出を話すレイザーラモンRGさん

――レイザーラモンはお二人とも絵が得意ですが、まさかRGさんの画力がブックオフによって鍛えられたものだったとは……! 具体的にはどんな漫画を買っていたか、覚えていますか?

一般の書店では売っていないような作品ですね。案外、『コロコロコミック』や『コミックボンボン』系の漫画は廃刊になっていて、書店に売っていなかったんですよ。そういう作品でもブックオフなら手に入るので、助けられていましたね。

――学生時代に漫画を通して、ブックオフとの付き合いが始まったんですね。では、大学を卒業してから、印象に残っているブックオフでのエピソードなどはありますか?

芸人になって上京し、あるあるを歌うようになってから、『三宿Web』というクラブからDJのオファーがありまして。「80年代や90年代縛りで、好きな曲をかけてください」という企画だったんですが、その時代のCDが家にはそろってない……。そこで、「ブックオフなら!」と駆け込んで、めちゃくちゃ探しましたね。ベスト盤に入っているようなベタな曲はかけたくないという気持ちもあって、知る人ぞ知る名曲をディグる(探す・発見する)作業をブックオフでしていました。

大宮ラクーンよしもと劇場と同じビルに大きなブックオフがあって、探しているCDがそこになかったら、今度は別のブックオフをまた探って……という日々。プロのDJのレコード屋巡りとまったく一緒です。そうしてブックオフのおかげでピンチを乗り越え、晴れてクラブDJデビューできたんです(笑)。

芝生に座るレイザーラモンRGさん

――なるほど(笑)。ライブが行われる劇場の近くにブックオフがあるのは便利そうです。

大宮のブックオフには特にお世話になっていて、自分が誰かのモノマネをするときの衣装なども、そこでかなりそろえてますね。例えば最近だと、ドラマ『半沢直樹』の伊佐山部長のモノマネをするときに着ているベストは、大宮のブックオフで買った記憶があります。

――今度、伊佐山部長のモノマネを見たら、ブックオフのことを思い出すかもしれません(笑)。ブックオフは洋服を豊富に扱っている店舗も多いですよね。

仕事で使うスーツは新品だと高いので、ブックオフでよく買ってます。種類が多いし、きれいで状態がいいものも充実してますよね。お世辞抜きで、我が家の家計の数ヵ月分……いや、もしかしたら数年分をブックオフに助けてもらっているんじゃないでしょうか。

あと、僕はスニーカー収集が趣味の1つで、ブックオフでスニーカーを見ることも多いです。過去に発売されたけどあまり出回らなかったものなどが、ブックオフにポンと売られていたりすることがあるので、チェックは欠かせません。

一般的なスニーカーのリセールショップさんだと、人気のものだけがセレクトされていますが、ブックオフはいい意味で、あらゆるスニーカーがごちゃまぜ状態(笑)。「えっ! このスニーカーがブックオフに!?」という驚きの出会いがたまにありますね。

RGさん自慢のスニーカーとブックオフのトートバッグ
RGさんが発案したスニーカーの“キモ撮り”(キモいくらいかっこつけた撮り方)に今回はブックオフのトートバッグを加えてくれました

人生のターニングポイントには、必ずブックオフが隣にいた

――RGさんのブックオフ歴は、学生の頃から現在に至るまで、進行形でがっつり続いているんですね!

もちろんです! ブックオフがなければ、僕は芸人を続けられていないでしょう(笑)。お笑いの企画やネタを考えるときに、ネットでいろいろな資料を見ることはできますが、現物がないとどうしようもないときもあるんですよね。こういうときは、現物があるブックオフが心強い味方! いろいろなところを探して見つからなかったものでも、ブックオフに行くと見つかることが多いので、僕にとっての頼みの綱であり、最後の砦です。

レイザーラモンRGさん

――ブックオフのお店を巡れば欲しいものにたどり着ける可能性が高いというのは、全国各地にたくさんの店舗があるからこその強みかもしれません。

そうですね。都市圏以外のブックオフに行くのもさらに楽しいですよ。特に楽器を扱っているお店に行くと、「これが置いてあるのか!」と痺れるようなときもあるんです。僕は高校時代に買ったヤマハの古いベースをずっと使っているんですが、それと同じように生産終了しているヤマハの古い楽器や、見たことのない形の楽器が置いてあると、「うわ~!買いたいな~!」と一気にテンションが上がって散財しそうになるので危険です……(笑)。

――本からCD、服、スニーカー、楽器に至るまで、RGさんの思い出や生活に、ブックオフが幅広く関わり続けているとは驚きです……!

僕の人生のターニングポイントには、必ずブックオフが隣にいました。

レイザーラモンRGさん

――素晴らしいパンチラインをありがとうございます(笑)。

そうだ、ターニングポイントで思い出したんですが、BOOKOFF大阪難波中店は、僕がまだ若手で全然お金がなかった時代に、写真集を売りに行ってなんとか食いつないだ……という切ない思い出のお店です。

当時好きだった辺見えみりさんや櫻井淳子さんの写真集を高く買い取ってもらいました。ああ……買い戻したいな……。ブックオフは出会いだけでなく、切ない別れの場所でもありますね。あっ! さとう珠緒さんも本当に可愛くて大好きだったけど、写真集、売っちゃったなあ……。そうだ! 松浦亜弥さんの写真集も手放しちゃったな……ボリュームがあっていい作品だったな……僕の青春ですね。

――矢継ぎ早に美女たちの写真集の思い出が……。えっと、お仕事だけでなく趣味やプライベートの面でも、売り買いの両方で、ブックオフがRGさんの人生にかなり密接に関わっているということですね。

僕自身のあるあるとして、流行っている最中ではなく、なぜかブームが過ぎてから好きになっちゃうことが多いんです。ハマったときにはそれに関する現物や作品がもう売っていなかったりするんですよ。そういうときもブックオフに助けてもらってます(苦笑)。ブックオフのことは、歴史的な資料館や博物館だと思ってますね。

笑うレイザーラモンRGさん

全国のブックオフを巡って、その店だけの宝物と出会いたい

――「ブックオフは資料館や博物館と同じ」というのは、ヘビーユーザーだからこその言葉ですね。プライベートでは、ご家族と一緒にブックオフに行かれることなどもあるのでしょうか?

息子と一緒におもちゃを買いに行ったりもしますね。息子はミニカーが大好きなので、「この車種があったら買ってきて」とお使いを頼まれることもありますよ(笑)。

――よく行かれるブックオフの店舗は、何ヵ所かありますか?

やっぱり大宮とか新宿の劇場の近くが多いんですけど……吉本本社やルミネtheよしもとから行きやすかった新宿駅東口店がクローズしちゃったんですよね。ブックオフさん! これは困ります! あの立地は吉本芸人がみんな助かってたんですから(泣)。

その代わりにこれからは、新宿駅西口店の使用頻度が増えそうです。大阪だと、写真集を売った大阪難波中店と、大阪心斎橋店かな。心斎橋店は特にCDの品ぞろえがよくて、浜田省吾さん縛りでDJをするときにもお世話になりました。

店舗によって品ぞろえが違うから、もっといろいろな地域のブックオフを見て回りたいですね。ちょっと遠くまで足を延ばすからこそ出会える宝物も絶対ありますから。全国のブックオフを巡って、青春を彩った写真集を買い戻したい!

レイザーラモンRGさん

――RGさんが手放した写真集を探すロケ、いいですね。

これだけいろいろな方向からブックオフを語れる芸人は、他にいないんじゃないですかね(笑)。

最近は構成作家さんに「あれ買っといて」と頼む芸人が増えてきたのですが、僕は、自分の目で見て納得できる衣装を着たいし、納得できる音楽をかけたい! だから、絶対に自分でお店に行く派なんです。

本当にめちゃくちゃブックオフを利用してますから!

レイザーラモンRGさん

ブックオフは死ぬまで通い続けたいポップカルチャーの博物館!

――ご自身の足でブックオフに通っているうちに、変わってきたことや気づいたことなどはありますか?

通いまくっていると、「このCDはいつまで経っても絶対にセールのコーナーには行かないな」とか、わかるようになってきます。BARBEE BOYSやBOOWYのCDは、セールになりません(断言)。でも、価値があるものは値崩れしないんだなあとわかって、逆にうれしいですけどね。

――もはや目利きのレベルに達しつつありますね……! 今日はたくさんのエピソードや思い出をありがとうございました。ツイートされていた「袋が丈夫」以外に、いろいろなブックオフあるあるが見つかった気もします。

「ブックオフの袋は本当に丈夫だから、DJをするときにCDバッグとして使いがち♪」でもあります。

――DJはおしゃれなレコード屋のバッグとかを使っている人が多いイメージですが……。

「かっこつけてんじゃねえよ!」の一言です。僕のジュークボックスはブックオフ! 他に、今日の話で出てきたあるあるは、「BARBEE BOYSとBOOWYのCDは高値キープしがち♪」ですかね。あとは何かな……? あっ! そういえば新宿駅西口店も、クローズしちゃった新宿駅東口店も、スーツ屋さんの上階にありましたよね? 「新宿のブックオフ、スーツ屋の上がち♪」だ!

BOOKOFFあるあるを言うレイザーラモンRGさん

――ありがとうございます。まさか、こんなにあるあるをいただけるなんて!

普通は1個しかないですからね。ブックオフあるあるだから特別ですよ(笑)。

――それでは最後に、30周年を迎えたブックオフにメッセージをお願いします。

僕にとってブックオフは‟ポップカルチャー博物館”。単なる一企業としての業務ではなく、もはや文化庁などに保護されるべき活動をしていると思うので、人類がこの世にいる限り、最後まで人類とともに歩んでください。

もし何かで人類が滅びてしまっても、次に地球にやってきた生命体がそのままブックオフのお店を発掘したら、人類が築いた文化がすべて伝えられるわけですから(笑)。文化的に貴重な活動をされているということに、社員の方もアルバイトの方もぜひ誇りを持っていただきたいです。

そして、僕自身も死ぬまでブックオフにお世話になると思いますので、これからもよろしくお願いします! この記事を読んでいる読者の方も、本やCDなどはできるだけブックオフに売っていただいて、いつかまた別の誰かに出会えるチャンスを生み出してほしいですね。

ベンチに横たわるレイザーラモンRGさん

TEXT:矢郷真裕子
PHOTO:宇佐美亮

※この記事は、2020年12月上旬までの期間限定公開です。

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